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ルビーとダイヤモンドのアンティークリング
イギリス(バーミンガム)、1910年
18金でサイズは9号です
化学合成に成功してからの時代の作品ですがもちろん天然のルビーですのでどうぞご安心を
デザインはもちろんなのですが何より心惹かれたのはセットされているルビーの色です
いかにもルビーですといった熱処理されて真赤になったルビーがもともと好きでなかったため、
アンティークジュエリーの世界に入るまではむしろルビーを敬遠していたくらいです
深い色
深いといっても色が濃くなり過ぎて暗くつぶれてたりするのとは違います
落着きの中にもルビーらしい輝きがあるのです
リングデザインにに合わせてオーバルにカットされた左右のルビーの形も好き
指輪に使われている18金の色あいも落ち着いていて作品のルビーが本当に良くお似合いです
ブログにも書きましたがジュエリーとは切っても切れない存在である金についてのお話を
突然ですが純金は本当に「純金」なのでしょうか?
金以外は一切何も含まれていないのでしょうか?
答えから先に言うと例え純金であっても金以外の物質が僅かに含まれています
人間と金とのお付き合いははるか古代にまで遡りますが、
現代の技術をもってしても不純物を完全に取り除くことはできません
純金であるはずの金の延べ棒に刻まれた数字が1,000ではなく999.9となっているのはその為です
天然の状態(自然金)で金には通常ある程度の銀と銅が含まれていて、
その割合は重量比で銀が5〜30%、銅が2%程度です
金以外のものを除去してより鮮やかな黄金の輝きを手に入れたい・・・
金の精錬はおそらくその思いから始まったことでしょう
先ず銅を取り除くことから始まり、
やがて紀元前二千年代には銅だけでなく銀も取り除くことができるようになりました
こうして人は純金を手に入れましたがジュエリーに純金を使うことはほとんどありません
それはなぜか?
やわらかすぎるためです
純金の指輪もありますが店主がお世話になっている彫金の先生にうかがったところ、
使い続けているとやがて指の形に歪んでいくとのことでした
純金はまたやわらかいため傷がつきやすく、実用には不向きです
ジュエリーは身に着けてこそのもの
どんなに美しい輝きでも身に着けて使うことができなければ意味がないのです
合金の作りやすい金は他の金属を混ぜることで魅力的な色あいを出しながら硬度を高めることができます(カラーゴールド)
面白いところでは例えば金に鉄を25%の割合で混ぜると何と青の色あいがでるのですが、
混ぜ合わせる鉄の割合が低い(15%)と今度は灰色がかってしまいます
またアルミニウムを混ぜると紫色の金ができます
それもまたありで面白いとは思いますが・・・似合う宝石、デザインはかなり選ぶことになりそうです
十九世紀半ばのゴールドラッシュによってジュエリーにたくさんの金を使うことができるようになりました
それ以前の時代、数が少なく入手困難だった金は今よりはるかに貴重だったため、
技法の限りを駆使して少ない量の金をいかにボリュームを大きくするかに腐心していたのです
別の作品を作った際に余ったそれぞれ割合の異なる金を混ぜ合わせることもありました
測定すると18金でも15金でもない、いってみれば16.5金のような作品も時としてあるのです
色あいは“作り出す”もの
作り手のセンスが決め手です
アンティークは一点もの
カラーゴールドの色あいひとつとっても強い個性があります
マニュアル通りに作られたどれも似たりよったりなものを身に着けても個性は引き立ちません
アンティークジュエリー
あなたの個性をより美しく、より魅力的にするもの
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