離れていても惹きつけられる青
身に着けてもらった姿を初めて見た時、気づきました
見る角度によって色彩が可変するこの青は宝石によるものでも硝子によるものでもありません
生きた宝石、世界一美しい蝶と呼ばれるモルフォ蝶の翅でなければ表現できない青なのです
意外に思われるかもしれませんがこの青は色素によるものではありません
入射した光は翅の表面にある鱗粉の(粉状にパサついたものが付着しているのではなく動物で言うところの「鱗」です)、
格子状の構造により干渉を受け、青い光のみを反射するために青く輝いているのです
構造に起因する色なので退色することはありません
永遠のBlueなのです
イギリス、1920年代
モルフォ蝶の翅を硝子のドームで包んだ銀のブローチ
サイズは長さ5.7cm、中心部の直径は約1.4cmです
硝子ドームに小傷はありますがヒビや割れなどの大きなダメージはありません
(防水ではありませんので水に濡れないようご注意ください)
ピンが弱くなっておりますのでストッパーを利用されますとより安心してお使いいただけます
時を経た銀なればこその味わいが綺麗な青色によくお似合いです
シンプルなデザインのアクセントとなるのは両脇に添えられた勿忘草のお花
勿忘草があるからこそシンプル過ぎることのないずとても可愛らしく
「蝶よ花よと育てられ」
子どもを非常に可愛がって育てることの例えです
蝶とお花、二つの愛らしさを兼ね備えるローチ
歴代の方々方が文字通り蝶よ花よと大切に可愛がってくれたからこそ、
時を超えて21世紀の現代にまで残り続けてきてくれました
これからはあなたとともに末永く美しく輝かきますように
モルフォ蝶は中南米に生息し、実に八十もの種類がありますが鮮やかな青い翅を魅せてくれるのはほとんどが雄で、
雌のモルフォ蝶の翅は茶色か青くても色味が弱いものがほとんど
雄が美しく雌が美しくない・・・人間とは逆ですね
女性が美しいのは人なればこそ
青く美しく輝くブローチ
永遠の色
美しいあなたとともに