イギリス、1920年頃
サイズは7号です
かつて中国では翡翠は金はもちろん、他のどの宝石(「玉」と総称されていました)よりも貴重で価値のあるものとして珍重されてきました。
もちろん現代においても翡翠は人気があります。ロンドンへアンティークの買い付けに行くと当然のごとく中国の人にも出会うのですが(目立つのですぐ分かります)、彼らのお目当ては翡翠のアンティークジュエリーであることが多いのです(他には清朝時代に流出した陶磁器を買い戻すことに情熱を傾けています)。
翡翠の大きさに先ず目が行きますが、シャンクには花を浮き彫にして可愛らしさを演出しています。宝石の大きなリングにありがちな威圧感の無いところがとっても素敵です。